大会長挨拶
このたび、2025年10月18日(土)~19日(日)の2日間、東京都港区にある国際医療福祉大学東京赤坂キャンパスにて、第1回デジタル医学会 年次学術大会を開催するにあたり、ご挨拶申し上げます。
日本デジタル医学会は,前身である「日本コンピュータサイエンス学会」を含めると昨年創立30周年を迎え,社会状況の変化に対応するために「日本デジタル医学会」と名称を変更しました。本学術大会は,デジタル医学会として第1回目の開催となります。これまで「ITヘルスケア学会」として積み重ねてきた知見を礎に、新たな時代に即したデジタル医学の発展と実践の場を広げることを目的に、「デジタルで変わる医療・ヘルスケア、広がる未来」をテーマに、本大会を開催する運びとなりました。
医療とデジタル技術の融合が加速度的に進む中、AIによる診断支援や治療計画の最適化、ビッグデータを活用した個別化医療、遠隔医療の発展による地域医療の充実など、私たちが直面する課題とその解決策について、第一線の専門家が集い、議論を交わします。また、最新のデジタル医療機器やウェアラブル技術の進化、医療現場におけるICTの応用事例など、未来の医療の方向性を具体的に探る機会ともなります。
本大会は、研究者や医療従事者のみならず、技術開発者や企業、政策立案者など、幅広い分野の方々が一堂に会し、デジタル医療の未来について共に考える場です。デジタルヘルスや医療DXがどのように社会に貢献し、医療提供の現場に変革をもたらすのか、具体的な事例と共に深く掘り下げていきます。
さらに、医療の枠を超えた多様な視点が集結することで、より包括的な議論が展開され、新たなコラボレーションの機会が生まれることを期待しています。技術革新のスピードが加速する今こそ、私たちが協力し合い、未来の医療を創造する時です。
本大会を通じて、デジタル医学の可能性を最大限に引き出し、より良い医療環境を実現するために、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第1回 日本デジタル医学会 年次学術大会 大会長
医療法人社団嗣業の会 理事長
こどもとおとなのクリニック パウルーム 院長
黒木春郎
プログラム委員長挨拶
このたび、日本デジタル医学会2025のプログラム委員長を拝命いたしました、井上祥と申します。日頃より本学会の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。本学会は、これまで「ITヘルスケア学会」として、医療とテクノロジーの接点を探求してまいりました。諸先輩方が築いてこられたその歴史と成果に深く敬意を表するとともに、2025年より、時代の要請に応えるかたちで「日本デジタル医学会」へと名称を改め、新たな一歩を踏み出します。本大会はその第一回目の記念すべき開催であり、私のような若輩者がプログラム委員長という大役を仰せつかりましたこと、身に余る光栄であると同時に、責任の重さを深く実感しております。
私はこれまで、医師としての経験に加え、大学、医学教育、起業、上場企業、さらに自治体や公的機関の委員など、医療を取り巻くさまざまな現場に携わってまいりました。現代の医療は、医療者のみで完結するものではなく、多職種・多分野との連携が求められる時代です。そして、そのハブとなり得るものこそが「デジタル」の力であると強く感じています。
2025年10月18日・19日、国際医療福祉大学 赤坂キャンパスにて開催される本大会では、「誰のためのデジタル医療か?」という本質的な問いを出発点に、以下のような方針でプログラムを構成してまいります:
- 医療者、患者、市民、行政、企業、エンジニアなど、多様な立場が対話し、共創できる場の創出
- 若手医師、医学生、多職種の皆さまが主体的に発信・参加できる次世代育成の機会の強化
- 現場の課題を出発点とした、実践知とテクノロジーの融合
- 地域医療、慢性疾患、在宅ケア、公衆衛生など、「医療の現場力」とデジタルの交差点の可視化
改称後初となる本大会を、過去と未来をつなぐ架け橋として、そして“医療と社会をつなぐデジタルの祭典”として、多くの皆さまと共に創り上げてまいりたいと考えております。皆さまのご参加とご協力を、心よりお願い申し上げます。

日本デジタル医学会2025 プログラム委員長
横浜市立大学共創イノベーションセンター、株式会社GENOVA、京都大学
井上 祥